相続登記の義務化って…

あちこちに草ぼうぼうで放置されている空き家が増えてますね。
目に見えて増えています。
中には空き巣、倒壊の危機、不法投棄などの社会問題に繋がってしまっている物件もあります。
どうしてこうなったの？と思いますが、その一因のひとつにメスが入った、それが相続登記の義
務化、です。
義務化、ということは今まではどちらでも良かった。つまりは相続しても要らないな、と思った
物件については敢えて登記しなくてもさしてお咎めはなかった、ということですね。
敢えてそうした訳でなくても法の定に従って、たくさんの方の共有物となる場合もあります。
お爺さんが亡くなった、その際ご自宅を相続するはずのお父さんと弟、妹はすでに亡くなってい
た。それぞれにお子さんが二、三人いらした場合、このお爺さんのご自宅はどなたが相続される
のか？
これは他人が入って、はい、誰々さんのもの！と決められる事ではありません。
そうなると、法律に従ってたくさんの方の共有物となる可能性があります。
つまりこれからは、財産についてはもちろん、これ受け継いだら困るかも、と思うものについて
もしっかり考えておかないといけないかもしれない、ということに留意しましょう。
そんなに複雑な事情でなくとも、ご両親のお住まいになっていらっしゃるご実家について、今後
どうしていくのかは身内の方々全員が集まってお話し合いをされておくことが大切です。
こういうお話し合いや取り決めは、注意しなければならないことがたくさん潜んでおります。
心配があってもなくても、まずは専門家にご相談を

2024/08/19