千客万来

豊洲に新しい観光スポットができました。その名も千客万来。

大きな話題になっているのでご存じの方も多いと思います。

江戸の風情を模した街並みで、グルメと温泉が楽しめるとあってオープンからすご い賑わいです。

私は修行時代東京で過ごした時期があり、豊洲はその頃よく訪れた癒しスポットでした。

たまたまこちらに出かける用があり、少し足を伸ばしてみました。

こ、これは。外国人ばかりではないか!! 街並みこそ日本ですが、何とグローバルな景色。 しかも提供される本マグロ丼は何と7000円。 …ビジネスホテルならば一泊できるお値段です。

あっちもこっちも食しているのは外国の方ばかり。 日本人はといえば、二回りくらい小さいミニ丼の方が多い。 そうですよね、庶民にゃちょっと手を出しにくい価格です。

でも考えてみると10年ほど前は海外に行くと 日本人観光客向け価格がどこの国にも存在しました。 そのレストランでその価格でガーリックシュリンプを食べて いるのは日本人だけ、何てことあったなぁ。

これは、日本の競争力が弱った、ということに他ならないのではないだろうか?

大丈夫なのか?!

千客万来…ひっきりなしに客がやってくることはいいことではありますが、とても複雑な思いを抱いて帰路につきました。

豊洲だけではなく、今や日本の観光スポットはすべて外国人のもの。

そんな感じが否めない。

せめて日本の観光スポットが、外国人だけでなく国内の我々にも楽しめる ところであり続けてほしいと思います。

日本はこんなにも素敵な国なのだから。

2024/03/03